他人軸ファシリテーションのすゝめ

私事ですがキャリアゼミが終わってしまいます。。。。

(キャリアゼミとは、高校生の進路選びのヒントになるような授業by一般社団法人foraの講座受講生 のことです)

 

講座を受けたのが2018年の前期で、

そこから2021年の4月まで、

日程が合う高校にぜーーーんぶ行ってきた

数えたら、多分、29回?かな??

多分次で30回、、、

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とにかく私にとっての最優先はforaで

自分はずーっと未熟だと思っていて、

でも気がついたらベテランと言われるようになって、とってもビックリしてます!

 

わたしはかなりポンコツ

頭も足の回転も悪いのですが

キャリアゼミを通して

とっても効果的な

"自分だけのファシリテーターの見つけ方"を発掘したので

こちらにまとめました🖋

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わたしがキャリアゼミに夢中になったのは、

5年前の大学受験で失敗したからです。

高2の夏から、行事も放課後のスタバも睡眠もテレビも流行も仲良しグループごっこも全てを捨てて1日15時間勉強して、

食事も摂れなくなって疲れたけど

第一志望に落ちてしまい、

私みたいに高校生活や友達を犠牲にしてまで受験に挑む子を減らしたいと思ったのと、

大学名・学部名・立地・試験日程、だけで決めたことをちょっと後悔しているけれど、

私にピッタリな大学に入れて、

楽しい大学生活を送れたお話をしたかったからです

(勝手な先入観で、早稲田、明治、法政キャラだと思ってたけど立教に入ったとか⚜️)

 

私みたいな高校生を減らしたい、

自己満足できる大学生活を送れる子を増やしたい、の二つがモチベーションでした

 

でも私はうまくロジカルに話せないし、

カッコいい頼れる大学生じゃないから、

だからこそ、ファシリテーターとして使える要素全てを駆使しようと思いました

 

聞いてもらうために、

見た目、声、話し方、性格などなど

表面的なものを

主観を抜いて客観的に評価して、

 

聞いてもらうために、

私みたいなタイプには

どんな話し方や内容が合うんだろう、て考えて、

 

聞いてもらうために

どんな手段でも使う、何でもする!

という気持ちで必死になってました(笑)

 

聞いてもらうために、

出来るだけ流行りの服を着ようとか、
テンション上げて話すために

お気に入りのカラコンを付けちゃうとか。

どうしても伝えたいことはインパクトのある言葉を使おうとか。

 

聞いてもらうために、

目立つタイプじゃないし

強い部活に入ってたとか、

成績が良かったとか、

Twitterやインスタに大量のいいねがつくとか、

そういうのなくって

小中高でめちゃつまんない平凡な生活を送ってきました、

っていう話もしたし、

 

聞いてもらうために、

オチをつけるために、

私でも大学に入って少しずつ殻を破って

自分なりに楽しい生活を送れたよっていう話もしたかった

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私みたいな高校生を減らしたいと思ったから

私の弱みをさらけ出しました。

自己満足できる大学生活を送れる人を増やしたいと思ったけれど、

"この人と自分は違うんだ、所詮他人事だ"

って思われないように、

 

私が話したいエピソードではなくて、

高校生に親近感を持ってもらえるエピソードを選びました。

 

正直、ぶっちゃけ、ここだけの話、

自分語りしたり、背伸びして頑張った話や

お気に入りのエピソードも披露したくなったりしたけど、
でもそれは

<"自分のための"高校生向けの授業>

になっちゃう。

 

高校での授業は、自分のための授業じゃない。

自己アピールの場なんかじゃない。

 

それにわたしは高校生に

"すごいでしょ、大学って楽しそうでしょ、だからみんなも頑張って!🔥👍🏻"

ということを伝えたいわけじゃない。

というか、伝えたくない。

 

心の中から、

自分にもできるかも、

大学生になってみたいかも、

勉強や進路選択を頑張ってみたいかも、

自分の可能性を絞らないでみよう、

好きなことは守ろう、って、

自発的に、じんわり、思ってほしい。

 

だから、

聞いてもらうために、

<"高校生を軸にした"私のファシリテーション>を作りました。

 

そしたら、気がついたら、普段の私が、

高校の授業の時の私みたいになってました。

 

自分の持っている個性を、

日常でも最大限に推せるようになりました。

他人軸にしたファシリをしたら、

自分を客観視することになって、

自分の個性が見つかりました。

 

だからわたしは、

タイトルの他人軸ファシリをすゝめます。(笑)

(センスなさすぎるな)

 

自分の良さがきっと見つかるよ!と思います。

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ここからはまた別の自分語りです(笑)

どうしても残しておきたい高校生のお話です。

 

授業後に設けている個別質問の時間に、

わたしに会いにきてくれた高校生といろんな話をしました。

もちろん、受験や大学生活や勉強法についての話もしました。

英検の話も、就活の話もしました。

 

一方で、ディズニーに何着て行くか考えたり

ご家族の愚痴を聞いたり

私が当時付き合ってた彼氏の話を根掘り葉掘り聞かれたり。

(ちょっとした事に喜ぶからかわいかったよう!)

何故か私のことをベタ褒めしてくれて

どっか行っちゃったり。

 

そんな中で、

特に印象的だった高校生が2人います。

1人は、

"自分も頑張って大学に入って、

foraに入って、高校生に向けて、

かとみなさんみたいな授業したいです!"

と言ってくれた子。

 

その子は、教室での授業内に申し訳程度に組み込んでいる質疑応答(100%質問出ないから、予め用意した勉強法についてのスライドについて話す)時間に質問してくれた子でした。

将来なんの仕事つくんですか、て。

驚きました。

質疑応答で質問が出るなんて、初めてでした。(笑)

fora に入りたいって言ってくれて、鳥肌が立ちました。

彼女は独特の雰囲気を纏っていて、

強い芯を持ってコロナ禍でも頑張っていました。

大学生になった彼女と会いたいな。

 

2人目は、

相談と質問があります、って来てくれたけど、

ただ話を聞いてほしかった高校生。

 

一個上の代のセンターが終わって、

受験まで一年を切っていて、

とても焦っていました。

そんな彼が、今の状況を話してくれました。

 

受験勉強に飽きてきたこと。

自分に足りないことも、

やるべきこともわかってるけど、

ど〜うしても気持ちが乗らない日もあること。

完璧主義だから、

やるかやらないかの二択なこと。

将来やりたいことはあるけど、

時々やる気がなくなってつらくてたまらなくなること。

浪人生や偏差値の高い高校生に

ビビってること。

 

5年前のわたしでした。

完璧に被っていました。

 

英語はちょっとできるところとか、

進学校じゃないけど頑張りたいこととか。

私みたいな高校生を一人でも減らしたい、と思っていたわたしは、

ああした方がいいこうした方がいい、

コレがおすすめだ、

沢山話してしまいました。

 

だけど、あの子はただ話を聞いて欲しかっただけだったんだ、って別れ際に気がつきました。

 

個別相談の時間だけど、

相談したいんじゃない、

すがりたい、聞いてほしい、つらい、

でもすごく頑張りたい!って思っている子だった。

 

今日話せてよかったです、本当に、

出会えて良かったです、俺頑張ります、

話せて本当によかったです、

って言ってくれました。

 

そのあとはもう頭が真っ白というか真っ黒というか、灰色でした。

なんでか分からないけど、絶対、灰色でした。

 

動きたくなくなりました。

なんでだか分からないけど。

嬉しかったわけでも、慈善な何かをしたぜ!とか人のためになれたとか思ったわけでも、ついに私の目標が達成できた...!!と思ったわけでもない。

 

自分でも分からない感情に襲われました。

明るい気持ちでもない。

悲しいわけでもない。

でもなぜか涙が出てきました。

今でもわかりません。

また彼に会いたい。支えたい。

報告してほしい。

いい生活を送ってほしい。

彼に会いたい。

 

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Foraに連れてきてくれたたっくん、

講座を受けさせてくれた当時の運営のみんな、高校と連絡を取り合って授業させてくれたみんな、

フィードバックをくれたみんな、

そして褒めてくれたみんな、

ポンコツなわたしを育ててくれて、

ありがとう!

本当に感謝です!

 

次の世代までなんとか繋げていたら!と思ってます😢